【気がつけば2007年ももう27日も過ぎていた】

ここに来るのは久しぶり。とりあえず生きていることを記録しておく。

雪が降りそうだから手袋を出そう、とか、稽古までに台詞しっかり覚えなきゃ、とか、睫毛を長くしてみたい、とか、新しく買ったハンドクリームは使い心地がいいな、とか、今日のお仕事も出来るだけがんばろう、とか、お買い物にどのセーターを着ていこうかな、とか、明日のお弁当のおかずは何にしよう、とか、試薬の注文をしなくちゃ、とか、お薬飲み忘れちゃった、とか、明日の朝は遅刻しないようにしよう、とか、好きなアイスが売り切れだったよ、とか。
そんな感じで日常はなんとなく回っている。なんとなく。

「自分」を賭していることはいくつかあるけれど、それ以外はなんとなく、なんとなく、で日常が流れていることにさっき気がついた。
好きだった歌手の新譜とか、読んでみようと思っていた本とか、新作のお洋服とか、きれいなドレスがたくさん出てくる映画とか、今までだったら確実にわたしの網がとらえていただろうものたちが、いつのまにかするり、とこぼれてしまっている。
情報はあまりにも多すぎて、わたしのスペックでは処理しきれなくて、結局自分が本当に必要だったり本当に好きなことだったり、しか残っていかない。残らないことの中にも、実は残しておきたいことはあって、でもそれを追いかけて手を伸ばす気力はわたしにはない。

自分のことで精一杯、といえば簡単だけれど、おそらくそういうことなのだろう、と思う。

それがいいことなのか悪いことなのか、わからないけれど。