【札付きの寂しがりや】

ローテート先には同期も数人いるし、指導医も非常に感じのいい先生ばかりで、居心地は悪くないのだけれど、どうも今までいた科(一般的には「外科系」であるらしい、最近まで気がつかなかったけれど。現在回っているのは内科系マイナー…といえば、どこからどこに移動したかは一目瞭然、かもしれない。)とは時間の流れが大幅に違っていて、戸惑ってばかり。というか、仕事内容が「楽」なのである。
それでよけいに寂しくなって、ついつい所属医局や、もといた病棟のカンファレンスルームに入り浸ってしまう。そしてついでに簡単な処置や点滴を手伝ってみたりして。何のためのローテーションなのかわからないじゃないか、と言われればそれまでなのだけれど、一応、ローテート科の勉強もそれなりにがんばってやっているつもりなので、余暇をうまく使っている、と思っていただければ幸いである。

ここのところ(いろんな事情で)午前様が続いていたので、久しぶりに早く帰ろうと決意。
仲良くしていただいている某基礎科の先生にちょっとだけプライベートな愚痴を聞いてもらって、すっきり帰宅。「既婚・年上・異性」という仲良しさんがひとりかふたりいると、安心して愚痴れるのでちょっといいものだなぁ、と思う。

相変わらずの食欲不振で、(というか、ほとんど不食、といってもいいくらいだ。)2週間で5kg痩せた。正直、倦怠感もあるし、血圧は下がるし貧血も進むし、いいことなしだ。それでもなんとか笑顔で働けているのはしあわせなのだけれど。
こんな状態なのに、それでも自分を精神的にも肉体的にもさらに追い詰めようとしてしまうのは、もはや癖というしかないのだろうか。