2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【大晦日】

1日中ごろごろと。 幸か不幸か、我が家は親戚づきあいが殆どない。年末年始の来客もないので、わたしが多少よれよれの格好をして炬燵で眠りこけていても、何の迷惑もかけなくて済むわけだ。 たまに実家に帰ってきたのだから手伝いをしろ、などとも言われずに…

【なるべく遠いところへ】

ひとりの時間は、たのしい。 ひとりの時間は、さみしい。□今日から実家。 あまりの寒さに、バス停まで歩くのを断念し、タクシーを呼ぶ。そういえば近頃、こんなことが多くなった。学生時代だったら間違いなくどんなに重い荷物を持っていても、10分〜20分くら…

【本当は冬休み】

大学では昨日御用納めだったはずなので、今日からは堂々と冬休みに入ってもいいはず、なのだろうけれど。そんな研修医はなかなかいないだろうな、と思う。 わたしはといえば、去年の年末から年始にかけて、我が科では年に何人いるかいないか、といった、すこ…

【明け方にピアノを叩く】

眠れなくて、明け方、ふらりと大学へ。 もちろんこんな時間には誰もいない医局。わたしのデスクは書類の山と化していた。少し片付けをしてから、ピアノのある部活動棟に向かった。 冷たい空気にピアノの音はよく冴えた。 たまにはこういうのもいいな、と思っ…

【半分愛して】

半分愛してください 残りの半分で人生を考えてみたいのですそんなフレーズがぐるぐると。やっぱりわたしは半分(か、もうちょっとくらいかな。60〜70%くらい。)愛されるくらいでちょうどいい、と思う反面、相手をもっと振り回したいと思ってみたりもする。…

【飛ぶように時間が過ぎる】

寝て起きて食べて、を繰り返す単調な生活なのに、時間が経つのが妙にはやい。 もうクリスマスなんてとっくに終わってしまっているのも気づかなかった。□昨夜も、息苦しさに目を醒ました。からだがしびれて動けない。このまま死ぬのではないか、なんて不安に…

【真夜中のかたすみで】

ふと息が苦しくなって、目を醒ました。からだを起こしてベッドに座り込む。 ここはどこだろう。暗闇を怖がって眠れないわたしのために、蛍光灯はつけっぱなしだ。それでも一瞬、自分がどこにいるのかがわからなかった。 あなたは、誰?そしてわたしは、誰?…

【クリスマスイブ】

クリスマスイブだからといって調子がよくなるわけでもなく、むしろ調子はよくない。お昼頃にはすぐにでも横になりたいくらいにからだがだるくて泣きそうになった。□ケンタッキーフライドチキンに並ぶ人たち、ローストチキン、チョコレートケーキ、綺麗な紙に…

【さよならの向こう側】

何億光年 輝く星にも 寿命があると 教えてくれたのは あなたでした 季節ごとに咲く 一輪の花に 無限の命 知らせてくれたのも あなたでした Last song for you,last song for you 約束なしの お別れです Last song for you,last song for you 今度はいつと言…

【わたしの背中に羽などなくて】

自分の心とからだをどうにか回すだけで精一杯だけれど、バイトだけはどうしても代わりがいない。だから、外勤先に出向き、回らない頭で考え、それで出した答えで処方をし、処置をする。けれど間違っていない自信はまぁまぁある、何故ならそれは、この1年半で…

【何もせず、何も考えず】

ぼんやり、と1日を過ごしている。月曜日から仕事を休んでいるから、もうちょうど1週間くらいになるかしら。 少しお薬も増やしてもらって(トリプタノール60mg+ソラナックス1.2mg、そしてマイスリー10mg。大した量ではないけれど。)、まだそれほどの効果は認…

【つらつら】

ヴァイブレータ (講談社文庫)作者: 赤坂真理出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/01メディア: 文庫 クリック: 31回この商品を含むブログ (30件) を見るヴァイブレータ―振動するもの。あたしの中身は震えつづけている。アルコールと食べ吐きで辛うじて自分を…

【朝焼けがあなたを連れ去るなら 太陽に向かい矢を放つでしょう】

朝。仕事は休むはずなのに、いつもよりずっと早く目が醒めてしまった。睡眠薬はいつもより増量しているはずなのに、な。 布団のまわりにコアラのマーチが食い散らかされていた。睡眠薬を飲んでからの記憶がない。読みかけの本も、全部読んだような跡がある。…

【休養中】

仕事を休む、と決めたら、少しだけ楽になった。 でも、昨日はドラール15mg+マイスリー5mgでも眠れなくて。マイスリーをさらに5mg足して、ソラナックスを飲んで、ようやく眠れたけれど、仕事の夢ばかり見て落ち着かない。それほど嫌な夢ではないのだけれど。…

【つながらない、わたし】

「ちょっと休んだほうがいいよ」とあちこちからの声。 泣きながら答えるわたし。でも、その記憶も、ほんの数時間前のことのはずなのに、どこかおぼろげで、つかみどころがない。 きっと休んだほうがいいのだろう。何もしないでぼーっとして、ごろごろして。…

【it all returns nothing,】

仕事を休む。2日目。 15:00頃にベッドから這い出す。頭が痛くて、からだじゅうが痛くて、吐き気がする。動かない手足、回らない頭。こんな状態が1週間も続いたら、きっと「鬱病」とか「抑鬱状態」の名のもとに入院させられるんだろうな、なんてぼーっと考え…

【loss of appetite,loss of interest,loss of...】

仕事を休む。 目が醒めたのは夜、20:00。驚いたが、実はそれほどでもなかった。発信履歴を見ると、欠勤の連絡だけは入れたらしい。それだけでもまだましだ。 感覚が鬱寄りに傾くと、わたしは異常に眠ってしまったりする。もちろん、ここ数日、あるいは数週…

【翳りゆく部屋】

帰ってきたら、彼は姿を消していた。 彼の荷物は数日前に、とっくに実家に送り返されていた。いや、もしかしたら捨てたのかもしれない。それはわたしにはわからないことだけれど、とにかく、数日前から、部屋はかなりがらんと広くなっていた。けれど、そんな…

【忘年会②】

宿泊していくのなら、と午前中の外来をオーベンから頼まれていた。しかし…見事に遅刻。ホテルに病院から電話があって、慌てて起きる始末。「大丈夫ですか?」と心配までしてもらって。無理に飲ませて無理に二次会に付き合わせてしまって、と心配される始末。…

【忘年会①】

12月。当然のことながら、忘年会と称した宴会が多くなる。 わたしも例に漏れず。今日は外勤先の忘年会(宿泊付き)、明日は医局の忘年会。ちなみに来週末はローテート先の忘年会と友達との忘年会と病棟の忘年会が連続であったりする。そのために体力を温存し…

【ある日の出来事】

臨時の当直に遅刻した。というのも、実は、先方に指定された時間が間違っていたから、だった。 病院から前任の先生が電話をしてきて、そのことに気がついたのだ。 「時間は守ってくださいね」なんて冷たく言われて、でもそれってわたしのせいなんだろうか、…

【一生に一度だけ、砂の城】

あんなにわたしを愛してくれた人はいないだろう、と思う。 きっと、後にも先にも、とろけるように甘い甘い愛情を注いでくれる人は他にいないだろう、と思う。 それでも、わたしはその人と生きていくことが出来なかった。 それはきっと愛されすぎたからだ、と…

【憂鬱なはずの月曜日】

朝。からだが重くて起きられない。 なんとか格好のつく時間にぎりぎり仕事場に駆け込む。朝から息切れと眩暈でうずくまりそうになりながら。 仕事が嫌いなわけではない。けれど、いろんなことが(しかも、それは決してわたしが悪いのではなく、単なるアクシ…

【泥沼】

お察しの通り、泥沼と化している1日。 問題点はいくつか(いくつも)あって、それを整理する元気もいまはない。自分も悪くて彼も悪い、でもどちらかというときっと悪いのはわたしだ。客観的(何を客観とするのかは難しいところではあるけれど。)に見れば、…

【届かない歌】

こんな僕がここに居て もしも何にも生まれなくても なるべく遠い所へ いちばん遠い所へ 強く祈り続けたい「もう死にたい」と泣いた君に 僕は何にも言えなかった なるべく遠い所へ いちばん遠い所へ 強く祈り続けようなるべく遠い所へ いちばん遠い所へ なる…

【将来とか今後とか】

よく考えると、研修医生活ももうあと半年以内に終わる。 長かったのか短かったのかわからないけれど、それなりには充実した研修を送れたと思っている。自分なりに、やれる範囲で。そしてそろそろ今後のことを考えなくてはいけない時期にきたようで。ボスから…

【雨の日と木曜日は】

どうやらわたしにとっての鬼門は木曜日であるようだ、と気がついた。 決まって調子を崩すのは木曜日が多い。ブルーになりやすそうな気がする月曜日は回診もあって忙しいせいか、それなりに元気だ。火曜日、水曜日もそこそこばりばりやれるのだけれど、木曜日…

【きれいな手】

「先生は、きれいな手をしていますね」と言われることが多い。自慢する気は決してないのだけれど、そう言われるとちょっと嬉しい。実際は、もともとかなり乾燥肌である上に、手洗いの多い仕事をしている以上、大してきれいな手でもないのだけれど、わりと色…