【知らないとこに行きたいな】

結局わたしは孤独を好み、けれど孤独を憎んでいる。矛盾しているかもしれないけれど、それが本当。

寂しくて寂しくてたまらなくて、こんな夜には、このまま消えてしまえたらどんなにいいだろう、なんて思ったりする。わたしは何のために生きているのだろう、なんだかそれすらわからなくなってしまう。生きる目的なんてほかにはない。「生きる」ために生きる、ただそれだけなのに。

余計なことを考えたら、わたしの足は止まってしまう。いまは何も考えたくない。