【1.5倍はがんばれる、かもしれない、かも】

論文とか学会発表とかの締め切りシーズン。
これは論文になるかなぁ、とか(言い方はよくないかもしれないけれど。)多少意識することもあるので、ある程度資料集めをしてまとめていることもあるのだけれど、それにしたって、3つも4つも重なるときつい。ひとつくらい拒否したってよさそうなものだけれど、そうしていいものなのか悪いものなのかの判断もつかないし、みんなそうやってきているのだろうから、と、ついつい受けてしまう。
一応、病棟にも患者さんを持っているわけで、曜日によっては外勤もあるし、論文書きはどうしても夜からのスタートになってしまう。どんなに遅くとも22:00には家に着くことを目標にしているので、いろんなものを抱えると、それはとても無理なことになってしまう。
楽しいからそれなりにやってはいられる。論文を書いたり、学会発表をすることで得られるものだってたくさんある。(それは、専門医試験のための単位、とかだけでは、もちろんない。)
でも、もしこれ以上に何かを抱えることになったら、わたしのからだと精神力はもたないかもしれない、と疲れた頭で考える。
「No」と言える勇気はとても大事だ、と思う。でも、「No」と言えないときもある。それがわたしの悪い癖なのだけれど。
指導医には「なんとかすれば、今の1.5倍は働けるはずだよ」と言われた。そうかもしれない。みんなどうにかして、ない時間を利用して仕事をし、プライベートな時間を作ってすらいる。出来ないわけはないのだ。
でも、とりあえず最低限の仕事をこなすだけが精一杯のわたしに、いまの1.5倍の仕事はきっとこなせない。もうちょっとスキルがあがれば出来るかもしれないけれど。
まぁいいや。とりあえず、いま目の前にあることをひとつひとつ、やっていくだけだ。
ひとつひとつ。それって大事だと思うから。