【中毒的に睡眠を】

今週、それほど無理をしたつもりもなかったのだけれど、朝起きてみたらどうも体調がすぐれないので、当直の先生に電話をして、処置をひとつふたつ、お願いした。
そして夕方までこんこんと眠り続けた。昨日は0:00頃から記憶がないので、おそらく16時間くらいは眠ったことになる。
だからといって疲れがとれるわけでもないのだけれど、(長時間眠れば疲れが取れる、というわけでもないらしい。)それなりにはすっきりした。
気になる患者さんがいないわけではない。もし、この病院に医者がわたしひとりしかいないのならばどうするのだ、と思わないわけでもない。そう思うと、自分はだめだねぇ、とつくづく思ってしまうのだけれど。
ただ、どこかで割り切って、自分を守ることも大切な仕事なのだと思う。
よくわたしが主治医に言われるのは、「自分を大切に出来ない人間に、医者なんてやれるはずがない」ということだ。
いざというときには、自己犠牲なんて厭わないだけの自信はある。でも、いざというときでないときには、それなりに休み休みやらないと、生きていくことすら出来なくなってしまうのだから。

わたしの職業は確かに「医者」と呼ばれるものだけれど、わたしイコール医者、ではない。それだけは忘れずにいたい。

○今日、なによんだ?
抗菌薬投与に関連するアナフィラキシー対策のガイドライン(2004年版)