【台風、今年何度目かの】

昨日はまるごと休んでしまったので、今日は這ってでも職場へ。
特に何事もなく(同期と上級医に負担を増やした以外は。)過ぎた1日だったようなので、ひと安心。

今朝方から嘔気・嘔吐が止まらない。胃薬と抗不安剤まで吐いてしまったときには泣きそうになったが、仕方なくアルフェミニと麦茶を飲んで家を出る。
わたしの家は職場から目と鼻の先である。でも、雨の中、重い荷物を抱えて歩く自信もなく、仕方なくタクシーなどを呼んでしまった。560円で命が助かった(大袈裟だけれど。)と思えば安いものだ。

点滴当番をしながら数回嘔気に襲われ、「わたしが点滴してもらおうかなー、ソルデム3AGくらいでいいんだけどなー、プリンペランも入れてもらったほうがいいかなー」などと考えつつ、それでもそういう日に限って、点滴の針は調子よく患者さんの血管におさまってくれた。午前中に必要な処置だけを済ませて、さっさと医局に戻ってきた。

ウイダーインゼリー1個で夕方まで持つか?それが問題。
それすらもさっき、胃薬と一緒に吐いてしまったし。やっぱり5%糖液くらい点滴してもらったほうがいいかしら。

まわりにも風邪引きが多い。わたしのは風邪かどうかは不明だが、とにかくきついので、今日は何を言われようと定時に帰るつもりでいる。ちなみに定時とは17:15。いつも何時間サービス残業しているのだろう、と冷静に考え始めるときりがないのでやめておくけれど。

けれども、結局当然ながら定時に帰ることなど出来ず。19:00まで病棟で仕事をする。それでもまだ、いつもに比べたら随分はやいが。
夕方、病棟に上がる前に飲んだアルフェミニとチョコラBBの相乗効果でかなりハイテンションで仕事をこなし、そのハイテンションのまま医局で少し情報交換。20:00、職場を出た。まぁ、かなりはやいほうだ。
いつもこのペースでいけたら…と思うが、そんなことをしていたら仕事は溜まる一方だ。それは困るので、日々まぁほどほどに。

ウイダーインゼリー2個とアルフェミニとチョコラBBと、が今日の食事、というのはあまりにも情けない。それに、空腹感というのは意外な快感をつれてきたりする。(それをご存じの方も多いだろう。ランナーズ・ハイにも似ている。)この快感にさらわれてしまうとまずいので、(とり憑かれたことのある人にはわかるだろう。)吐いてもいいから、と何かを食べようと思う。とりあえず目に付いた芋粥でも。

気づけばあちこちのはてなダイアリーやblogからアンテナやリンクをはっていただいているようである。それはとてもうれしいことだ。読んでくれる人はひとりでも多いほうがうれしい。
でも、他のたとえば研修医や医学生の日記やblogとつい比べてしまうと(比べるのがそもそもおこがましいのだけれども。)、わたしのだめっぷりが浮き彫りになってしまうようで、なんだか心が痛む。まぁもともと、「研修医生活」というよりは「わたしの生活」日記としてはじめたものではあるのだけれども。
ただ、世の中、こんな研修医ばかりではないということは理解しておいて欲しいなぁ、と思う。

わたしの経験も文章も何かの役に立つなんて傲慢なことは考えてはいない。けれど、もし、いろんな理由で医者を志すことをやめようと思っている人がいるなら、もう一度だけ、考えてみて欲しい。あるいは、考えることもやめて、そのままじっとしていて欲しい。
考えることも大切だけれど、考えるのを休むことも時には大切だと思うから。時間は限られてはいるけれど、思っているよりもたくさん時間はあったりすることもある。
そんなに簡単に、人生は終わることはないのだから。

それはともかく、台風が接近しているようである。もしかしてもうピーク?よくわからない。
心配なのは、明日の外勤に無事に行けるかどうか。高速道路が通行止めにならないことを祈る。あまり患者さんも来ないなら、休診にしてくれるというのも期待出来るのだけれど、前回の台風のときも休診にならなかったというから、明日もおそらくは開店していることだろう。それはありがたいことなのだけれども。
受診しに来るのに怪我をしてしまった、なんて洒落にならないので、明日受診予定の方は、どうぞ気をつけて来ていただきたいものだ。

○今日、なによんだ?
特集:アトピー性皮膚炎〜最近の進歩〜真の増悪因子はなにか(占部和敬、皮膚アレルギーフロンティア、2003年12月)