【久しぶりに、のんびりと】

久しぶりに、お昼休みなどを取ることが出来た。ようやく、銀行と郵便局に行くことが出来た。公共手続きなどは、平日の昼間にしかすることが出来ないのに、そんな時間にめったに外に出ることの出来ない悲しさ。
まぁそんな生活は嫌いではないのだけれど、ただ、必要な手続きが出来なくなるのは困るもので。

秋になると、何故か飲み会や食事に誘われることが増える。
今日も、先日の男の子から飲みに誘われたし、某科のかわいらしい研修医先生から食事に誘われた。
それはそれでうれしい。そして、行くときっと楽しい。数人でやる飲み会や食事会は、いろんな話が深く出来るから、好きだ。(いや、大人数でやるのも嫌い、というわけではない。ただ、あとでぐったり疲れる。その疲労度がまったく違うのだ。)
でも、きっと、いまは、数人で喋って食べて飲んでも、きっと疲れてしまうに違いない。それくらい、ちょっとばかり疲れ気味。まだ、火曜日なのに。
(前にも書いたが、木曜日・金曜日の夕方は鬼門だ。ほぼ毎週、ソラナックスのお世話になる。)
なにがこんなにわたしを疲れさせるのかわからない。患者さんの治らない傷のせいなのか、上がってこない白血球のせいなのか。それとも、まったく関係なく、寒くなってきたからなのか。

でも、楽しいことはたくさんある。
久しぶりに、バイオリン2本とピアノで合奏をすることになった。職場の先輩たちと。みんな久しぶりに楽器を触るような人たちだから、どれくらいうまくいくかはわからないけれど、楽しめることには間違いない。
鍵盤を叩くあの感触、はやく味わいたい。

当直の先生以外、みんな帰ってしまった医局の午後10時。
もうちょっとだけ勉強して帰ろう、と思う。わたしのためではなく、試されるためでもなく、明日の治療のために。なんていうと、かっこよすぎるかもしれないけれども。(いや、実際かっこよすぎだろうなぁ。)

そういえば、今日はアルフェミニを1本も飲まずに過ごした。
お昼も夜もそれなりに豪華なお弁当を食べたからか。やはり「食べる」ことは活力の源なのね、と当たり前のことに今更気がつく。
そして、吐き気をもよおさないことがこんなにしあわせなことだとも改めて気づいた。受け持っている化学療法の患者さんの嘔気も少しずつ落ち着いてきたが、偶然にも時期がリンクしている。やはり抗癌剤って、経皮的にも影響があるというのは本当かもしれない。なんてね。気持ちの問題なんだとは思うけれど。

○今日、なによんだ?
基底細胞癌または上皮腫(今山修平、Visual Dermatology Vol3.No.11)