【言葉にならないこと】

言葉にうまく置換することが出来ない感情ってあるんだなぁ、と思う。

実家から移動。某JR駅で特急に乗り、バスはまだ充分たくさん出ている時間だったけれど、歳のせいか寒さのせいか荷物が多かったせいか、ついタクシーに飛び乗ってしまう。
そういえば、最近のタクシーの運転手さんは饒舌な人が多い気がする。たまたまわたしが拾ったタクシーがそうであるだけで、実際はそうでもないのかもしれない。もしかしたらみんな寂しいのかしら、なんて思ってみたりもする。
家に着いたらぐったり。年末にある程度お掃除やお片づけをしておいてよかった。そこそこ綺麗な部屋で新年を迎えることが出来たのはラッキーだ。

そういえば、去年の年越し、もっといえばクリスマスも、病棟で迎えたような気がする。ちょうど、全身状態の悪い患者さんを担当していて、2004年へのカウントダウンは夜勤の看護師さんたちと数えたような気がする。そう思うと、なんと今年は平和だったことか。
あ、そうか。今年から大学院生になるのなら、そんなお正月はもうしばらく経験しなくていいのかも、ね。そう思うと、院に進むという選択もそれほど悪くはないかも、ね。

今年もたくさんの年賀状をいただいた。そしてわたしもたくさんの年賀状を書き送った。虚礼かもしれないけれど、わたしにとっては楽しいイベントだ。もともと文字を記すことが好きだから、というのもあるのだけれど。
みんなありがとう。
最近多いのが、「結婚しました」「出産しました」のメッセージ。同年代の友達(かつて、小学校や中学校や高校・大学で一緒だった人たち)がそうやって大人になり社会に適合していくのを見ながら、わたしは明日をも知れぬ不安定な身分。(それはちょっと大袈裟すぎるにしても、ね、)他人のしあわせはもちろんうれしいが、わたしもそろそろその手のしあわせについて考えざるを得なくなっている、というか考えたい。
さあ、明日はどっちだ?

あなたとあなたの好きな人が100年続きますように。
そしてわたしとわたしの好きな人も。